遺書

徒然なるままに

SuiseiNoboAzの新曲「3020」がすこぶる良い

どうも。

このブログも7月から更新が途絶えていたみたいですね。

一回途切れるとマジでやらなくなるんだな、と反省しております。

そんな夏からの半年間はライブに行ったり、ライブをしたり、単位を落としたり、おなかを壊したり、胡散臭いTwitterにこりごりな思いを抱いたりしながら過ごしてました。

そんな忙しい日々がちょっと一段落したので、また書いてみようかと思い立ち、今に至っている感じです。

前置きはこれぐらいにして、ブログを更新しようと思い立ったもう一つの理由はタイトルにもあるとおり、僕が好きなバンドSuiseiNoboAz(スイセイノボアズ)が出した新曲がとても良かったということです。

 

SuiseiNoboaZを知らない方へ

まず知らない人に向けて。SuiseiNoboaZはこんなバンド。

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僕がはじめて聞いたのはこの曲。たぶん世間が認知したのもこの曲なのではないだろうか。シングルコイルのジャキッとした音に空間系エフェクトやファズが乗っかったギター、聞いててしびれるベースの音、しっかりと支えるドラム。非常にかっこいい。

「ちょっとZAZEN BOYSぽいな」と同時に感じたのも覚えています。実際この1stアルバムは向井秀徳がプロデュースしてるらしく、そういった面でもかなり興味をそそられたのを覚えています。

 

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こんなエモーショナル全開の曲もあります。個人的には最初そこまで評価は高く無かったのですが、今では大好きな曲に。スルメ曲ってやつなんですかね。

 

他にも「メキシコかアイダホ」「T.D.B.B PIRATES LANGUAGE」「プールサイド殺人事件」「ultra」など、このバンドでしか出来ないと思わせるような良い曲があります。こちらも是非聞いてみて欲しいです。

 

そんなボアズですがギターボーカル以外の2人が脱退、そしてメンバーが3人新たに加入して現在は4ピースバンドとして活動しています。

 

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そんな4人体制で出した曲がこれ。クッソかっこよくないですか?

ギターが2本になって打ち込みまで加わって、曲調もHIPHOPと言って良いかは分かりませんが前とは多少なりとも方向転換していて、それでいて「すげえ」と思わせられる曲です。

方向転換とは言ったんですが、根っこは「そのまんまだ」と思えるような雰囲気があるのも良いところですね。激エモです。また歌詞も良いんですよ。

愛する人に捧げるために 毎日汗をかいて働こう

生きていこう 幸せになろう

Have a nice day , Babylon Tokyo

なんか泥臭く、醜くても「生きよう」っていう感じがするんですよね。力強い。

 

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シンプルにバンドサウンドでクッソカッコイイ曲も出してます。大好き。

なんで再生回数が3万回にもいっていないか不思議でしょうがないです。

 

 

・新曲「3020」を聞いた

まあそんなボアズが新曲を出したということで、気軽に聞いてみたんですよ。

 

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やられた。バチバチに良い曲。まさかliquid rainbowと同じ方向で来るとは・・・

冒頭から流れる謎の音の後、ボーカル石原正晴の声が聞こえてくる。

1000年前に作られた歌が 今じゃもうとうに古典であるように

1000年後これを聞く人間にとってはこの曲はもうクラシックなんだろうな

だけど俺は遠い遠い大昔の歌に 心が動くことだってあるから

遙か未来にこれを聞くやつにとっても そうであることを願ってる

こいつ(聞き取り不能)と思われるかもしれないが

誇大妄想とは少しも思ってはいない

届かない心配はしていない 俺のこの音楽は1000年は余裕で壊れない

メイデイ こちら2020年の東京 

日増し強くなるドブのにおいに辟易している

だが湿っぽい話はなしにしようぜ 

新しい音楽が始まるはずさ

歌詞は聞き取っただけなので間違ってるかもしれないけど、こんなこと言われたらそれは最後まで聞くしかないでしょうよ。3020というタイトルどおり1000年後を意識した曲だけれど、その内容でここまで力強い歌詞が書けるだろうか。

そして始まるバンドサウンド。焦燥感というか、胸を締め付けられるような切ない音というか、心を打たれる演奏。こんな例えは良くないんだろうと思ってはいるけど、うまい例え方が見つからない。つまりは最高ってことなんですけど。

そしてまた長々とボーカルが歌い上げる。また声かっこいいな・・・

 

スピードを上げて前に進むこと自体が 

未来をたぐり寄せる引力を生むから

ロックンロールは逆回転の力だ

たとえ何があろうともこの手は離すな

この道の先になにも見つけられなくても

新しい音楽は始まるはずさ

体は動く 耳はまだ聞こえる

心を埋めるために言葉を重ねる

もう歌詞を全部貼りたいぐらい良い歌詞だなあ。

インタビューか何かでボーカル石原正晴が「俺たちはオルタナなんかじゃない。いつでもストレートなロックンロールをやってる」みたいなことを言っていたけど、本当にそう思える曲と歌詞。

 

3020まで ずっと友達でいよう

 

 

 

いかがでしたか。

個人的に始めての曲を聴くとき、結構飛ばしたりサビだけ聞いたりしがちなんですけど、この曲は最初から最後まで聞き入ってしまいました。7分30秒くらいのめちゃくちゃ長い曲なのにどんどん入り込める魅力がありますね。

SuiseiNoboAz、まだまだ進化していくと思います。見逃せないですね。皆さんもよければ聞いてみて下さい。自分も頑張ってライブ行きます。

 

あと最後に、ボーカル石原正晴が以前やっていたグルメ関連のコラムはぶっ飛んでいて面白いのでそちらも是非。

heathaze.tokyo.jp

 

それではまた。