遺書

徒然なるままに

映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」を見た感想を語る

どうも。 久しぶりの投稿になります。

気づいたら一ヶ月くらい期間が空いてしまいました。

結構書きたいこととかはあったのですが、取りかかる気がなかなか起きず、だらだらと先延ばしにしていました。やっぱりこまめに投稿するクセをつけていきたいですね。

 

そんなわけで今回はまた好きなバンドの紹介をしようと思ったのですが、タイトルにもあるとおり今日見てきた映画の感想について語りたくていてもたってもいられなくなってしまい、急遽変更しました。

 

f:id:gakiami-sappukei:20190617021051j:plain

今日見てきたのは「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」という映画。ラノベ原作のアニメで、2018年の冬頃に放送したTVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の続編に当たる映画です。もともとこのアニメが結構面白くて、映画もかなり楽しみにしていました。

「ああ、ライトノベルか」みたいな感じに思う人もいるかもしれませんが、それでは非常にもったいない。暇ならぜひ見てほしいなと思い、紹介いたします。

みんなもすぐに劇場にレッツゴーだ! リンクも張っちゃう!

ao-buta.com

ちなみにTVアニメを見ていることを大前提としているので、ちゃんとアニメを見てから劇場に行こう! 1クールのアニメだし、時間はかからないぞ!dアニメストア登録して、どうぞ。

 

 

大まかな感想

まず感想を大雑把にいうと、非常にクオリティの高い映画だったと思います。

キャストの方などが「素晴らしい作品」と口々にインタビューなどで言っていて、「楽しみだけど本当にそうなのか?」と少し勘ぐっていたのですが、そんな疑念を吹き飛ばしてくれるような完成度でした。レビューが高得点なのも納得です。

TVアニメで語られなかった部分を補填しながら新しい物語をきっちりと書き出し、そして楽しめる作品になっています。そして以前出てきた主要な登場人物すべてにちゃんと見せ場があり、好きなキャラが不遇だったという感情を持つこともないと思います。声優さんの演技も素晴らしい。臨場感が出ており、スクリーンで見る意味が大きくなっているように感じます。

ストーリーも中だるみなど無く、一時間半くらいの映画なのですが、短さを全く感じさせません。非常に完成されている感じです。途中ですこし難しい設定がでてきて自分のようなチンパン脳味噌では理解に苦しんだ場面もありましたが、物語の進行的にはそこまで気になりません。もう一回見たり考察見たりして後で十分理解可能でしょう。

 

以下、ネタバレ上等で感想を書き殴ります。見ていない方は注意。

 

 

ネタバレ上等の感想

f:id:gakiami-sappukei:20190617023548j:plain

まず今回の物語は、アニメ本編でも語られていた「牧之原 翔子」という謎の女性について焦点を当てながら進んでいきます。

CV:水瀬いのり  ←重要。かわいい。ちゃんと大人の声もでるのねこの人。

この人が過去に主人公を救った存在であり、主人公の初恋の相手でもあります。

なぜか中学生の翔子さんと大人の翔子さん二人が同時に存在しており、大人の翔子さんはいなくなってしまっていたのですが、ひょっこり現れて主人公と同棲を始めて、主人公の彼女(メインヒロイン)と修羅場になる、という所から物語が始まります。

f:id:gakiami-sappukei:20190617025144j:plain

こちらがメインヒロインの桜島麻衣さん。カワイくて一途。すっげータイプ。

料理していたので包丁をもったまま翔子さんに顔を出そうとするところはまさに修羅場。劇場でも笑い声が起きてました。

 

まあそんなこんなで話がすすんで行くんですが、

・中学生の翔子さんは心臓の病気で長く生きられないこと

・大人の翔子さんは、中学生の翔子さんが死の恐怖や未来への憧れから引き起こした思春期症候群(劇中で出てくる架空の病。オカルト現象をこれでもかと引き出す)によって生まれた「未来の自分」であること

・主人公はクリスマスに車の事故に遭って脳死になり、その心臓を移植して翔子さんは生き残るということ

 

という事実が発覚しまして。簡単に言うと主人公か翔子さんどっちかが生き残るにはどっちかが死ぬしかないということに。いや辛すぎやろ。この時点で「やべえよやべえよ・・・」って俺めっちゃ焦ってました。

で、主人公はいいやつなんで結局翔子さんを生かすために、言われた事故に遭うために出向く訳なんですが、それを良しとしないメインヒロインの麻衣さんがやってきて、直前で主人公をかばって車にはねられて死んでしまいます。

唐突なメインヒロインの死。勘弁してくれ。シュタゲじゃないんだから。またスクリーンで見てるから事故の迫力とか悲壮感とかがもうすごいんですよね。しかももちろん内容知らずに見に行ってるわけですからショックがすごくて。しばらく主人公と同じく放心状態でして、「こっからどうすんのこれ!?」とめっちゃ不安でした。

そしてそんな主人公を心配する親友にとてつもなく好感度が上がりました。TVアニメでもいいやつだったんだけど、パワーアップしてるやん!みたいな。

f:id:gakiami-sappukei:20190617043531j:plain

友人達。まさにアニメって感じの頼れる奴ら。双葉理央ちゃんすこ。

 

その後翔子さんのスーパーパワーによって過去に戻ってやり直しを決行する主人公。これって結局翔子さんを殺しに過去に帰っているようなもんで。いや辛いってだから。

そんなわけで過去に戻って奔走する主人公。この部分はTVアニメ1,2話のメインヒロインと重ね合わせて見ることができ、ニヤリしてしまいました。

そして主人公のピンチを救う後輩ちゃん。まさかの登場に感激。

f:id:gakiami-sappukei:20190617045229j:plain

プチデビル後輩ちゃん。方言ばりかわいい。

んでまた奔走。麻衣さんとの再会も。めっちゃラブラブやんおまえら。

最終的に主人公は麻衣さんと自分の死を回避するわけですが、それで大人翔子さんは消えてしまうわけで。帰ってきた主人公と麻衣さんが会うわけですが、けっして喜べないからただ静かにしてるんですよ。辛い。

 

最後、子供の翔子さんが危篤になって会いに行くわけですが、もう切ないわけですよ。救いはないんですか?結局主人公サイドが「何もしてあげられなかった」わけですからね。見守るくらいしかできないので。花丸をつけるシーンなんかウッと来ますね。

 

でも救いはあった。やったぜ。

「過去の自分にメッセージを伝えて過去を変える」みたいな感じだったのかな?ちょっとそこら辺はうまく分からなかったのですが、とにかく過去をちょっぴり変えたことによって翔子さんの生きるルートが出来たといった感じで。最後の最後に再会するのですが、過去をかえたことによって主人公は翔子さんのことを忘れていたのですが、だんだん記憶が戻ってきて、涙しながら再会することになります。メッチャいいやん何それ・・・。ちゃんと主人公と麻衣さんがラブラブしているのも良いポイントで。死を回避してこの状況になってるわけですから。

正直「どうやってハッピーエンドになるんだ!?バッドエンドなのか!?」みたいな感じで中盤から見ていたので、こういうオチのつけ方は素晴らしいですね。

 

 

 

まとめ

長く語ってしまいました。いや長すぎでしょ。

総じて素晴らしい作品になっていました。冒頭でも述べたのですが、一時間半という短い時間の中で物語に緩急をしっかりとつけ、最後もちゃんと感動する形で終わりを迎えるといういい映画の見本のような映像でした。もちろん原作の素晴らしさあってのこの映画なのですが、構成がきちんと整えられていたり、声優さんのいい演技が見れたりするので制作陣は頑張ったのではないでしょうか。作画は少し荒いとこあったけどね。

f:id:gakiami-sappukei:20190617051103j:plain

特に主人公の梓川咲太を演じた石川界人さんはすごくハマっていたのではないでしょうか。さすが石川プロとか呼ばれるだけありますね。

 

 調べたら原作のストックが微妙にあるみたいですね。OVAオナシャス!

 

 

それでは今回はこれで。長すぎてごめんなさい。

 

さようなら